家の犬はシベリアンハスキーという犬種なのですが、90年代にブームが起こりました。 ちょうどそのとき家では飼っていた秋田犬をなくし、悲しさと喪失感に襲われました。 そこで、新たに犬を飼おうということでハスキーの男の子を飼うことになったのです。 彼は眼がブルーで美男子というかちょぴりコワモテでした。 ですが、見た目に反して、かなり甘えん坊で優しい性格でした。
その当時、ブームの裏で、ハスキーを飼いきれなくなり、山に捨てるという行為が社会問題になりました。 そういった行為をした人たちは「ハスキーは馬鹿で飼いきれない」ということで犬を捨てたのです。
しかし、シベリアンハスキーは決してバカな犬ではありませんし、むしろ賢いほうだと思います。 非常に状況判断能力に長け、芸もすぐに覚えますし、性格もおとなしい。
ですが、決して飼いやすい犬とは言えません。 少なくとも最初に飼うのに適した犬ではありません。 彼らはもともとそりを引く仕事をしていた犬なのです。 なので散歩が大好きで、強くリードを引っ張ることがあります。 また、自我が強く、自分が嫌だと思ったことはやりません。 つまりは、例えばレトリバーやシェパードなどと比べるとあまり従順ではないということです。
しかし、従順=頭がいいということにはなりません。 ハスキーももちろん基本的には従順な犬です。 食べ物も「待て」といえばOKが出るまでひたすら待ちます。 シベリアンハスキーは例えるなら猫っぽい犬なのです。 ハスキーを飼う人は次もハスキーという人が多いようで、その猫と犬の両方の性格を持つところ(=人間的なんじゃないかな?)に惹かれるのじゃないかなと最近思っています。
今飼っている子は女の子で、前飼っていた子よりも賢い分、少しわがままなところがあります。 でも、とても優しいいい子です。
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